なぜ読んだのか
私は、社交的な場や人前でのスピーチなどが苦手で、毎日の朝会でも憂鬱になってしまうぐらいです。
ただ、年齢が上がるにつれてマネージメントを任されるようになり、なんとか克服しなければと悩む日々でした。
そんなある日この本を見かけて、「内向型」である私の弱点を克服するヒントが隠されているのではないかと思い、購入しました。
「内向型」で困っている部分
私は大人数を前にしてのプレゼンが凄く苦手です。
「間違えていたらどうしよう」といった事前の理解度にも自信が持てませんし
相手からのちょっとした質問にも「攻撃を受けている」と感じる事があります。
本書で参考になった点
この本の著者ジル・チャンさんは経歴を見るとハーバード大学といった雲の上のような
学歴の持ち主なので、そもそも頭が良く参考になるのかな?と思っていました。
店員さんに「お釣りください」と一言伝えるのが辛いといったエピソードや
近所の顔見知り程度の人がいて、小話をしなければいけないのが辛いといったエピソードには共感しました。
内向型の特徴の一つとして、突然の電話等とっさの対応が辛い時があるのです。
そういった日常のとっさの対応について
前もって計画を立てることが重要であると本書では書かれています。
例えば顔見知り程度の人がいた場合、先に挨拶をしてしまい、立ち去ると決めておけば
小話に発展することもないし、礼節を欠いていることにもなりません。
仕事で言えばプレゼン等も質問を受けた時「十分な返答ができる情報を持ち合わせていないので、後ほど回答させていただきます。」と一旦受け流す。そう決めておけば理解度に自信が無くても切り抜けられそうな気がしたので、実践していきたいと思います。
参考になったが訓練が必要
著者は地頭がよく、事前の計画を練ることができる方なので
内向型の上に計画立てるのも苦手といった私にはそもそも訓練が必要かなと感じました。
どうしても人前が怖くて立ってもいられない重度の内向型の方は本書の実践は難しく、まず心のケアから必要なのではと思います。
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