「うまく言葉にできない」がなくなる 言語化大全を読んだ感想になります
なぜ読んだか
「静かな人のための戦略書」でも書いた通り、私は典型的な内向型です。
会議で唐突に質問を受けたり、またはこちらから質問をするといった「とっさの発言すること」が苦手です。
ただ、その著者もまた内向型なのですが、スピーチ等から逃げずに上手に付き合っている印象を受けました。
恐らく、経験によるものなのでしょうが
既に社会人である私は、失敗しながら経験を積むといったことが時間的に難しく
何かコツはないかと思い、本書を手に取りました
なぜ上手く伝えられないのかを分析する
本書では表紙にも書かれている通り以下3つが重要であると説かれています。
- 語彙力
- 具体化力(一番大切)
- 伝達力
そのうち、語彙力の伸ばし方については
新しい体験や本を読むことにより伸ばすことができると説かれており
これについては私も実践できているのではないかと思います。
問題なのは具体化力です。
例として自分で作成した説明資料を読み上げる際、自分でも何を書いているのかが分からなくなってしまうことがあります。
本書ではそれを「解像度」が低いと表現しており、まさに今の自分の状況が書かれていました。
私の場合、この「解像度」を上げていくことが重要課題となります。
本書を読んで実践したいこと
どうすれば解像度を上げる事ができるか?本書では
「5W3H」を使うといった情報伝達の他
ざっくり一言の後に、なぜ?とたとえば?を使うといったユニークなものがあります。
たとえば、父親の印象は?という問いがあった場合に
ざっくり一言、怖いや優しいといった言葉を返答します。
そのあと、怖い→怒られる頻度が高いといったなぜ?の部分を返答し、自分の思いを掘り起こすのです。
次のたとえば?という問いが非常に興味深く
ifの意味合い→怒っている理由を言ってくれれば理解できる
でも
様子の意味合い→古い時代のダイナマイトみたいにちょっとした刺激で発火してしまう
でもよいとのこと。
この、ざっくり一言の後になぜ?たとえば?を付け加えることを日頃から気を付けて訓練していきたいと思います!
最後に
タイトルにあるように「うまく言葉にできない」で困っている方に、本書を強くお勧めします。
また、各章にはトレーニングといった形でChatGPTを使用した、言語化を鍛えるゲームが記述されています。
ビジネスとは違い、気軽にできるので良いですね。
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